ドメーヌ・デュ・ペリカン / ピノ・ノワール [2018]

抜栓した途端、気品のあるピノの香り、この香りを嗅いでまさにマルキ・ダンジェルヴィーユのイメージが重なる。

ジュラのワインであっても彼の手にかかれば、それは気高いワインとなる。

マルキ・ダンジェルヴィーユはブルゴーニュの貴族でありその気高さと人間としての温厚さ、気品の高さを感じるワインなのだ。けっしてすぐ旨い!と声の出るワインではない。ちょっと酔っていると背筋をただされるような雰囲気すらある。飲み方も自然に変わってくる。美味しいからがぶがぶと飲むような感じではなく、じっくりと味わいを堪能しながら飲むような、貴族のエキスが体に染み渡るようなそんなワインなのだ。ドメーヌを継いだ妹が早くに亡くなり、銀行家だった長男が2007年にドメーヌに戻り後を継ぐ。そこからこのドメーヌは昔の名声を取り戻したばかりでなく更にその名を高めた。この長男の実力こそがこのドメーヌの姿なのだ。

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