ポムロールの逸品レヴァンジル2006年!
最近あまり真剣にボルドーと向き合っていませんが、世の中今は完全に右岸系に 偏ってきています。というのも左岸のワインよりも早い時期から品質向上に 積極的で多くのシンデレラワインを生み出してきたから。 そして脚色系ではなく質重視だからでしょう。メルローやカベルネ・フランを 主品種とし非常に上品な酒質をもっていることも特徴です。 私も昔はボルドーのワインばかり飲んでいましたが、その時代のシュヴァル・ブラン の凄さは今でも憶えています。今だったら熟成したワインも少ないので私だったら セカンドを飲みます。このセカンドがまた素晴らしいのです。 ヴァランドローも私だったらセカンドを飲みます。セカンドがここまで良くなったのも 全体的な品質がいかに高いのかを示しています。 さて本日紹介するのはレヴァンジル2006年。ポルロルは生産量が少ないこともありますが、 人気が出すぎて手に入れることさえ出来ないワインも多く、メルローの特別な世界がそこにあります。 なかなか味わう機会が少なく、そんな普段から感動することなど出来ません。 それだけポムロルのワインはシャトーごとに差がありすぎ、有名シャトーが少ないのが原因でしょう。 だからこそポルロルよりサンテミリオンに今名をはせる生産者が多いのです。 さてレヴァンジル、昔から独特の魅力を発する作り手ですが、ボルドーの嵯峨とでも いいましょうか、ボルドーのワインでそれこそコンディションの良いワインを 手に入れるのは至難の業。というのも酒質がしっかりしているワインが多く 多少熱が入っても開いたようになってくれるので無頓着なのでしょう。 でも品質向上が図られているボルドーのワインもそんなことをいっていられない ようになっているのです。特にレヴァンジルはただ濃いだけのワインではありません。 昔からレヴァンジルが意外と美味しいワインに当たらないのは、状態の問題が大きいのです。 繊細さの中に複雑さが宿るようなボルドーこそコンディションが命。 今回はラフィネが輸入しているために多分私が知る限り最もコンディションの良い レヴァンジルです。
●シャトー・レヴァンジル [2006]
商品コード:11657
Chateau L’Evangile 2006
【メルロー、カベルネ・フラン 】
フランス・ボルドー・ポムロル
販売価格:24930円(税込26925円) http://store.shopping.yahoo.co.jp/wineholic/11657.html
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