ドメーヌ・メオ・カミュゼ2014年ヴィンテージ予約販売!19日土曜日18時予約スタート!
皆さんこんにちは、 私もメオ・カミュゼのワインは1980年代から飲んでいますが、ニコラ・メオが 代を継ぐ前はアンリ・ジャイエが醸造長をやっていたのに、なぜかあまり美味しかった 印象がありません。ですから私の中で、メオ・カミュゼはニコラ・メオの代になってから、 アンリ・ジャイエは独立してからというイメージ。 ニコラ・メオはかなり若いことにドメーヌを継いだためにアンリ・ジャイエからの指導にも あまり言うことを聞かなかったようですが、日本でもブルータスなどの雑誌で一躍 有名になり日本でも有名ワインバーやレストランがこぞって扱っていました。 でも私は外で飲んだメオ・カミュゼで一度も美味しいと思ったことはありません。 メオ・カミュゼって昔から結構コンディション次第で大きく変わりやすいワインだな という印象が強いのです。 私がコンディションということに目覚めてからずっと彼のワインを見ていると 酒質がどんどん良くなっていっています。 かなり良いなと思い始めたのは2000年代後半頃から。2010年代はもうある程度の 境地に達したと思っています。 どう考えても他にこんなスタイルのピノはないですし、若手の作るような 作り込んだインパクト狙いのワインでもありません。ある意味アンリ・ジャイエの イメージを違った形で表現しているような感もあります。 人間の魅力と同じでアンリ・ジャイエのワインも1984年から1986年までは恐ろしいほどの 魅力を発していましたが、その後はまあまあ。ちょっと言い方は悪いですが、この3年間は まるで発情しているような化け物的な魅力でした。 メオはお会いしてみると、結構若々しくお坊ちゃまという感じですが、実はワインは 年齢を重ねるほどにしみじみと味わえるような落ち着いた大人の世界になっていっている という感じです。 あまりわいわい騒いでいる会や、じっくりとマニアックに飲む会でもなく、 大人がゆったりとワインを楽しんでいるちょっとシックなスタイルに凄く マッチングしているワインだと思います。 彼のワインの楽しみ方は、若いうちに楽しむのならブルゴーニュルージュ系や マルサネなどの村名ワイン。1級になると最低でも3〜4年熟成。 それ以外の上級キュヴェは7〜8年最低でも寝かせてから飲むのが基本です。 2014年はどちらかというとたっぷりしたと言うよりも軽やか系によっており、 それがまたブルゴーニュらしい姿とでも言いましょうか、けっこういけている ヴィンテージだと思います。 最近はもうオフ・ヴィンテージという言葉は死語。そんな点数で見てしまうような 愚かなことはしないでください。誰が決めたのかわからない点数。もしそんな評価を 参考にするなら、点数を付けた人の出身国や経歴を分析して評論家の傾向を 把握した上で点数を見てください。 もう少なくともここ数年はどんな酷いとされる年でもかなりレベルの高いワインが作られています。 ヴィンテージによって明らかにワインは違いますが、逆にその年の特徴は 凄く良く表現されているのです。もう失敗することなどほとんどないので ワイン飲み方は点数などは当てになりません。ワインが好きなのならやっぱり 自分で飲んで判断することが大切です。 ワインは飲む時期によっても全然違いますから一度だけの試飲で決めるのは愚か。 当然どこのインポーターが輸入したのか、どこで購入したかでも驚くほど違うのです。 さて今回のワインはフィネス輸入。もうこれ以上ないほどのコンディションです。 こちらで販売いたします。
2016/11/19 18:00スタート
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