ロベール・シュヴィヨン / ブルゴーニュ・アリゴテ [2019]

2019年のロベール・シュヴィヨンに一体何があったのだろうか。誰かが加わったとしか思えないほどスタイルも変わったしレベルが上がった。全体的に上質感が加わり、ブルゴーニュ・ルージュでさえ驚くほど美味しい。この年のワインは全種類飲んだが、ほとんどが今飲めてしまう。多少の若さを感じるワインもあるにはあるが、ラフィネの輸入するワインは他のインポーターと違い1年余計に蔵で寝かせているため、今2019年なのだ。それだけに熟成感が違う。

このアリゴテも実にバランスが良く、昔のアリゴテの強い酸とは無縁。温暖化の現在、酸の不足を感じるブルゴーニュにとって植え替えることの少ないアリゴテの畑は非常に樹齢が高く良質の葡萄が収穫される。そしてアリゴテの持つ酸が今や実に魅力的になっているのだ。

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